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2010年12月 5日 (日曜日)

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

年度末に入り、忙しいのと、風邪が引き金となって体調がかんばしくなく、製作も滞っています。

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

2日の第1回上映を家人と観てきました。
一言で表現すると……「非常に満足しました」。
140席程度の館で観ましたので、出来ればあと数回、もっと大きいスクリーンで観たいです。
上映終了後、室内が明るくなった時の不思議な感覚は、もう30年以上前、「さらば~」や「999(第1作)」のとき感じたのと同じものでした。
「その場を立ち去るのが辛い、もっとこの余韻に浸っていたい」とでも書けばいいんでしょうか。

アニメーションを、そのまま実写に置き換えるいうのは、いろいろな意味で難しい。そこにはアレンジが必要となってくると思います。あくまでこの作品は『SPACE BATTLESHIP ヤマト』であり「宇宙戦艦ヤマト」を単に実写コピーしたものではありません。別の作品です。「オマージュ」と考えた方が良いのかもしれません。

今回のアレンジ……個人的には「なるほどなぁ!」と好印象です。
ただ、好き嫌いというものがあるでしょうから、主演キムタク、佐渡先生と相原の女性キャラへの変更だけでも、あれだけのパッシングがあったことを考えると、ネット上では今後も罵詈雑言を目にすることになると思います。
しかし、しかし……(以下、★の部分はネタバレに近いため、困る方は飛ばして読んでください)。

★往復「29万6000光年の旅」をみっちりと描くことは2時間18分の尺ではとうてい不可能。
 →それはTVシリーズという展開ではじめて可能となると思います。実感として、「ぎゅうぎゅう詰めにした」感じもあり、「この展開でも2時間18分では足りない」と思ったのですが、最近の劇場の良いシートでも2時間18分は体が痛くなります。時間はこれ以上長くするのは難しいと思います。
★地球を攻撃してくる「地球外知的生命体」という存在の具体的な見せ方とは? どのように(実写映画としての)リアリティを持たせるか。
 →CGで顔を青っぽくした役者さんを「ガミラス星人」として、本当に観客を納得させることが出来るのでしょうか。
★同様に、地球を救おうとしてくれる「地球外知的生命体」という存在の具体的な見せ方とは? 
 →「惑星イスカンダル」で、ただ独りで生存している女王という、リアリティのない存在も、なかなか見せ方が難しい代物です。
★第三艦橋問題
等々、考えてみますと「アニメをリスペクトして新しい作品として仕上げている」と思いました。波動砲を塞ぐのは「ドリルミサイル」でもありませんし、「ドメルの旗艦」が第三艦橋に取り付くこともありませんが……定番セリフもいくらか出てきます。隠しキャスティングの妙で昔からのファンへの気配りも感じられます。
昔のファンでなければ、観て解らないようなものが、商業作品として成立するはずがありません。

あくまで、個人的な感想です。

と、わざわざ書くのも、ネットのレビューの書き込み(否定派)には独善的かつ断定的なコメントが多く、心底辟易しているからです。

なかなか状況が許さないのですが、せめてもう1回は劇場へ足を運びたいと思っています。

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